岩手医科大学 眼科学講座

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〔研修報告〕2025/4/21 東京歯科大学市川総合病院へ手術見学に行ってきました。

2025年4月21日、東京歯科大学市川総合病院の眼科および角膜センター・アイバンクに橋浦哲哉と今泉利康が施設見学の受け入れをして頂きました。

同病院の眼科では、年間の角膜移植件数が300件を超えており、角膜治療において世界でもトップクラスの実績をお持ちです。

見学当日には、角膜内皮移植術(デスメ膜剥離自動角膜内皮移植術:DSEAK)の手術を見学させていただき、先生方の高度な技術力と充実した指導体制に深い感銘を受けました。

また、病院の敷地内に併設されている角膜センターは、「角膜移植部門」「アイバンク」「研究部門」の三部門で構成されており、24時間体制で移植コーディネーターが常駐する、国内唯一のアイバンクとして、国内の眼球提供にとどまらず、海外からの提供角膜にも対応しています。

さらに、移植コーディネーターが角膜移植手術チームの一員として、研究や手術において重要な役割を果たしており、質の高い角膜移植に必要なチーム医療のあり方について学ばせていただきました。

当院眼科では、附属病院および内丸メディカルセンターの二拠点で診療を行っており、慢性的な人手不足の課題もあるため、直ちに同等の角膜移植手術体制を整えるのは難しい状況です。

しかし、今回の見学を通じて得られた知見を活かし、少しでも質の高い角膜移植医療に近づけるよう、取り組んでまいりたいと考えております。

さらに見学後には山口剛史先生とご一緒に夕食をいただき、ロシア料理を堪能する機会にも恵まれました。大変美味しかったです。

今泉利康 橋浦哲哉